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協会員のプロフィールや体験談などをご紹介いたします

代表 早川 美幸

代表 早川 美幸

チョークピット(https://www.chalkpit.biz/

 

気軽に楽しめ、お店を元気に、景観豊かな街づくりにも寄与するチョークアートを広めていきたい

月刊誌 【Gift PREMIUM】2021年6月号 『artを取り入れたライフスタイル』で掲載された取材記事です。

Q.チョークアートとはどのようなもの?

チョークアートは通常の黒板とは違い、特殊な塗料を塗ったボードを使用しております。オイルパステルと言われる画材で色を重ね、指を筆代わりに使いながら、美しいグラデーションを作るアートです。
同じ色を使用しても、指の力加減や温度などによって色合いが変わります。子供から大人まで自由に気楽に楽しむことができるのが魅力の1つです。
黒板を使用しているので、親しみやすさもあり背景が黒なので鮮やかな絵は印象に残りやすいのも特徴です。
描きおえた作品の表面には加工を施すため、触っても絵が消えることはありません。

Q.チョークアートの看板の魅力は?

デジタル化が進む中で、手描きの看板は温かみがあり、一目で人々の心を掴むことができるのが強みです。
また、臨場感あふれるチョークアートの絵は五感に訴える要素もあります。

チョークアート看板は魅了する『魅せる』看板です。
一目で何のお店なのか分かる看板が重要だと思います。

Q.日本チョークアート協会の作品展とは?

作品展については、年に一度横浜赤レンガ倉庫で開催してきました。
ご縁があり、2017年から京都府舞鶴市の舞鶴赤れんがパークでも開催いたしました。それ以降は横浜市と舞鶴市1年交替で開催しています。

2020年以降は全て中止になってしまったのですが、2023年に横浜赤レンガ倉庫で開催を予定しております。
全国各地で活動しているプロのアーティストの作品が、所狭しと展示されます。画像では伝わらない生のチョークアート作品をぜひご覧いただけたらと思います。

Q.日本チョークアート協会のカリキュラムとは?

2013年から、協会独自の教科書を用いたJCAカリキュラムをスタートしました。基礎講座、応用講座、プロ養成講座とスキルアップ形式です。さらにその先にはプロとして制作販売活動をするためのサインライター講座と、インストラクター講座があります。チョークアート看板をオーダーしてくださる方に安心して最高の作品を提供できるよう、技術以外にもモラルやビジネスルールも学ぶことができます。

現在、資格を保有した協会会員は約50名です。各自が高いプロ意識を持ちながら、全国各地で活動しておりチョークアートの魅力を伝えています。

Q.習う方はプロを目指す方が多いの?

今は趣味で始められる方が多くいらっしゃいます。特に40代、50代の方が多く学んでいらっしゃいます。
例えば、結婚式のウエルカムボードを描きたいとか、自営のレストランに飾りたいなど目的を持ってこられる方が多いと感じます。趣味で始めたけど、さらに技術を身につけたいと、JCAカリキュラムへ移行される方もいらっしゃいます。

Q.今後、どのような活動をしてゆきたい?

コロナ禍で活動に制限も出ていますが、今後も作品展を続けていきたいと考えています。チョークアートは身近な趣味としても楽しめ、お店を元気に、また景観豊かな街づくりにも寄与するアートだと捉えております。より多くの方に知っていただき、全国どこでも気軽に学べる環境を整えていければと思います。

個人的には、手話を勉強中なのでいずれは ろう者の方々に手話でチョークアートを伝えることができたらいいなと思っています。